去る１２月３日（水）に人材育成事業の一環として２０２５年度工場見学会を開催しました。

　工場見学会は新型コロナウイルス感染症の影響を考慮して、２０２０年度以降開催を見合わせてきましたが、この度６年振りに開催しました。見学先は大同特殊鋼株式会社殿の全面的なご協力により群馬県渋川市にある同社渋川工場としました。参加者は、関東地区以外にも中部地区、関西地区、最も遠方の方は広島からの参加もあり、総勢２９名となりました。

　渋川工場に到着後、同工場の甲斐副工場長からご挨拶があり、引き続き和田生産技術室長から事業内容、工場概要について説明を受けた後、見学を行いました。

　高級特殊鋼製品の製造工程である溶解、鍛造、熱処理、加工、検査の工程を２班に分かれて見学し、質疑応答の後、見学を終了しました。

　参加者からは渋川工場の特徴的な設備である特殊溶解、７０００トンプレスなどの迫力が印象的であった、今後の営業活動に活かしたいなどの感想がありました。

　見学会に続いて特殊鋼倶楽部 脇本専務理事が講師となり「鉄鋼業の歴史と先端技術による未来への挑戦～高付加価値化とカーボンニュートラルに向けて～」と題して特殊鋼教養講座を実施。参加者は熱心に講義に聞き入っていました。

　最後に、特殊鋼倶楽部会員企業のために貴重な機会を与えていただいた大同特殊鋼株式会社渋川工場の関係者の方々に感謝を申し上げて、工場見学会の報告といたします。

　※今回は定員を大幅に上回るご応募を頂き、多くの会員様に参加人数を調整して頂きました。ご理解ご協力ありがとうございました。

　　　　　　〈大同特殊鋼㈱渋川工場〉　　　　　　　　　　　　　　〈概要説明〉

　　　　　　　　　〈工場見学〉　　　　　　　　　　　　　　　　 〈特殊鋼教養講座〉

（担当者：村林）